No.61 ☆ 砂場の砂をリサイクルガラス砂に替えてみたら・・・・

 リサイクルガラスの使い途のひとつにガラス砂というものがあります。飲料用のビンなどを破砕して 砂状にしたもので道路舗装に使われる天然砂の代替品として主に使用されています。ビンの種類ごとに破砕することも 粒径の調整も可能なので用途の拡がりも期待が持たれるところです。

リサイクル活動の問題点として リサイクル品の需要不足ということが挙げられますが リサイクルガラスも同様で天然砂よりは高価なものになるので なかなか天然砂に置き換わるという図式にはなりにくいのが現状のようです。ただ生物多様性の問題では微生物まで生物の対象と考える方向にあり 土や砂も環境問題も含め移動させにくくなっているという動きも見られます。

天然砂の移動ができなくなるとリサイクルガラスの需要は拡がる可能性が出てきます。ガラスというのは珪素(ケイソ)と金属化合物を混合して焼成してつくられるのが基本的なものなので ガラスを破砕してしていくと珪砂(ケイサ)に戻ると考えられていることから ほぼ完全な自然回帰ということが言えます。

天然砂の移動が制限されると 公園や学校の砂場の入れ替えが容易ではなくなります。そこで砂場の砂をリサイクルガラスに置き換えられないかという発想が生まれてきます。破砕の条件で鋭角な部分を残さないガラス砂をつくることはさほど難しいことではないので 天然砂と同様の子供達が触っても大丈夫なものが用意できます。

一方で砂場の現状はと言いますと残念なことに問題が多く 子供を持つ親に敬遠されるようになってきています。その要因を列挙しますと

  • 雨が降ると水溜りができて 晴れてもすぐには使えない。
  • タバコや釘などの危険物が混入していて安全性に不安。
  • 犬猫のトイレになっていて不衛生。

などなど 確かに子供を遊ばせるには心配になります。

水溜りができやすいのは 砂場で遊ぶとさらに砂が砕けていって細かくなり砂と言うよりは土になってしまい 水はけの悪い状態になってしまうからでガラス砂であれば砕けて粒子が細かくなるのは同じですが ガラスは保水性がないので水溜りにはなりにくくなります。

タバコや釘などのゴミは 単純に大人のマナーの悪さですが 砂場がきれいになればゴミは捨てにくいという心理が働くことに期待するしかありません。

犬猫のトイレの問題は 舗装箇所が多いのでノラ犬 ノラ猫なども集まってくるのでしょうが ガラス自身に抗菌性はありませんがもともと防菌効果はある素材ですので 雑菌の増殖スピードは抑えられることと 太陽光があたれば紫外線殺菌されるので 透過度の高いガラスは除菌効果も持ち合わせていることになります。

さらに 色付きのガラスビンのリサイクル砂であれば色を楽しむことも可能です。楽しい砂場が造れると思うのですが・・・・こんな問題を抱えてられる学校の担当者の方や自治体の公園管理の方がいらっしゃれば 当研究会で一緒に対策を考えたいと思いますので是非ご連絡ください。

発光システム研究会は自然環境についても考えているのです・・・たまにですが・・・・・。

発光システム研究会 こぼれ話
2011.12.5号
原稿担当:(財)日本染色検査協会
竹中 直(チョク)

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