No.26 ☆ 紫外線が一番強いのは 夏至の日・・・・

 2010 FIFA ワールドカップが南アフリカで始まりました。いまひとつ盛り上がりに欠けてる感じがしていたのですが始まってみると大盛り上がりで さらに日本が初戦に勝利したことでお祭り騒ぎになりつつあります。2戦目の前に 原稿を書いているので 次の結果次第ではさらに 大騒ぎになっているのかも・・・・・。

あれほど大会前はあきらめムードだった マスコミの変わり身のすごさに驚いています。結果が全ての世界ですので 致し方ないというところでしょうか・・・。仕事柄 各チームのユニフォームのメーカーが気になりますが アディダス ナイキがほとんどで イギリスはアンブロ カメルーンはプーマなどと見ていると なんと北朝鮮がイタリアのレジェアというブランドを着ている・・・・。

どうやってスポンサーになったのか 経緯が知りたいものです。ホンジュラスがホマというブランドでチリがブルックス・・・・マニアック過ぎますので 今回のテーマに入りたいと思います。6月21日が 二十四節気(にじゅうしせっき)の夏至にあたるので 夏至に関する情報です。

タイトルの通り 一年の中で紫外線が一番強くなるのは 夏至の日です。暑さのピークが7~8月になるので意外な感じがするかも知れませんが 太陽の高度が一番高くなるので 太陽の位置が頭上に近くなります。太陽の位置が一番高いところを通過するので 昼の時間が一番長く 夜が最も短くなるというわけです。

紫外線は短い波長の電磁波で 地球を覆っている大気圏で拡散しやすい性質を持っています。太陽が頭上近くにあるということは 紫外線が地球に向かって 垂直に入ってきているということになります。垂直に入るということは 大気圏を通る距離が短いということになり したがって拡散する量が少なく 地上にたくさんの紫外線が届くということになります。

夕焼けが赤く見えるのは 太陽の光が斜めから大気圏に入ってくるため 大気圏を通る距離が長くなり 紫外線の拡散する量も多くなり その結果 長い波長の赤系の電磁波だけ地球に届くということなのです。月度単位で紫外線の量が報告されると6月は必ずしも 他の月より多いというデータにはならないのですが それは6月が梅雨の時期に重なるため トータルの日照時間が少ないということによります。

夏至を中心に4月後半から8月後半までが 総じて紫外線が強いという認識で 紫外線対策の必要があります。紫外線の強さと気温の暑さに時間差があるため 4月 5月の注意がおろそかになりがちです。だったらもっと早くこの原稿書いとけ って声が聞こえてきそうですが・・・・。

南半球の方が 紫外線の量が多いという報告が ここ数年問題となっています。フロンガスによるオゾン層の破壊が進んで南極でオゾンホール(成層圏でオゾン濃度が極端に低い部分)が 発見されています。本来 オゾン層のおかげで有害な紫外線(UV-BやUV-C)を遮断しているのですが オゾン層破壊のため 有害紫外線も検知されるようになっているとのことです。

オーストラリアでは 子供の通学に 紫外線予防の帽子着用が条例で義務付けられるようになりました。屋外での体育の授業も制限があるとのことで 海水浴もままならぬ状況になっているそうです。他国の話ではなく 地球規模の話です。地球全体で有害紫外線の量が 少しづつ増えていると考えたほうが正しいようです。子供たちが迷惑しているという現実は認識しておきましょう。

次の原稿の締め切りまで はたして日本は残っているのでしょうか・・・・。楽しみたいと思います。真夜中に試合しているチームのユニフォームのチェックが まだできていないので・・・。

2010.6.20号
原稿担当:発光システム研究会会員
竹中 直(チョク)

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